ホームページ制作作業のお供と言えば、音楽
制作の邪魔にならない程度の音量で常に曲を流しています。
音源は色々で、itunesにストックした曲だったり、YOUTUBEで探す曲だったり、ネットラジオだったり、AppleMusicのサブスクリプションだったりします。
で、たまたま聴いていた曲でちょっと感動してしまったのです。
昔、高校生から大学生だった頃、よく聴いていました。
今回ふと聴き直したところ、「あの頃の熱い想い」的なものが思い出されエモーショナルな気持ちになり聴き入ってしまったのです。
ハマショーのJ.Boyだ
浜田省吾(ハマショー)のJ.Boyという曲をご存じでしょうか?
1986年に発表された曲です。もう35年前の曲になります。
当時の同名タイトルのアルバムがオリコンチャート1位になった、とても有名な曲です。
メッセージソングとして多くの人がご存じだと思います。
勿論35年ぶりに聴いたという訳ではなく、よく耳にしたりしていたのですが、今回は私の中の変なスイッチが入ってしまったようです。
Show me your way!
J.Boy 打ち砕け 日常ってやつを
J.Boy 乗り越えろ 悲しみってやつを
J.Boy 受け止めろ 孤独ってやつを
J.Boy 吹き飛ばせ その空虚ってやつを
これからバブルに向かう世の中、会社や社会に縛られ、自分の夢や希望も忘れ疲れ果てている毎日。
お前(自分)はどうやってこれから生きていくんだ?生き様を見せてみろ!
と自分自身に訴えているというか鼓舞するメッセージという解釈です。私的には。
明確に説明できるような感情ではないのですが、心が揺さぶられるような、疾走感というなイメージでしょうか。
当時は学生でまだ社会には出ておらず、今後自分がどのような大人になっていくのか、ふと不安になるようなときに勇気をもらった曲でした。
どの歌手のどの曲が刺さるかは人それぞれ。勿論アイドルの曲だってOK。
どの曲で刺さるか、勇気をもらえるか等は皆それぞれ自分だけのモノ。
J.Boyでのこの思い、この感情は私だけのものです。
今回は偶然なのか、何故か変なスイッチが入ってエモーショナルな気持ちになったわけですが、コロナ禍というのが理由の一つなのかもしれません。
解釈は聴き手の自由だと思うので、コロナ禍を乗り越えろとの強いメッセージとして勝手に捉えたのかもしれません。
やはり音楽には力がありますね!
ホームページだってエモーショナルであるべき
音楽には力があります。では、ホームページでエモーショナルな気持ちにさせることはできるのでしょうか?
音楽は不特定多数の人に向けたもので、人それぞれのおかれた立場や境遇、諸々で捉え方はいろいろでしょう。
どのように琴線に触れるかも人それぞれでしょう。名曲と言われる曲は沢山の人に受け入れられますが、名曲と言われなくても自分にとっては大事な曲というケースだってあるでしょう。
一方、ホームページには「閲覧してほしい人に対して訴える」という目的があります。ひょっとしたらエモーショナルな気持ちにさせる必要は無いのかもしれません。
ただ、エモーショナルであることは閲覧者にとって心を動かす切っ掛けになるかもしれませんし、消費行動に繋がるかもしれません。
捉え方は色々かもしれませんが、メリットは沢山あると思います。
見る人の感情を揺さぶるためには、同様に制作する自分の感情をも揺さぶる必要があると思います。
言葉を変えれば制作者自身もワクワクと楽しみながらホームページを作り上げるべきだと思います。その結果として見る人にとってエモーショナルなモノになるのだと考えます。
ホームページの表現方法は日々アップデートされています。
新しい技術による新しい表現・動きを取り入れ、私自身もアップデートしていかなければなりません。
結果として見る人にとってワクワクするホームページになるのだと思います。
過去にも少し書きましたが。
どんなデザインが好みか、を探ります
何が刺さるかなんて人それぞれ
ある程度の年月を制作に費やしていると、自分なりの表現方法がパターン化してしまいがちです。
制作物も手堅くまとめてしまっていることもあるかもしれません。そこには予算や納期など、諸々の要因も含まれてくるので正しいやり方というのはその時々で変わってきます。
そこに折り合いをつけてワクワクする何かを付加していく、ということが必要だと思います。
どちらもクリエイティブ
浜田省吾氏のような巨匠と自分を同列に並べるつもりはサラサラ有りませんし、おこがましいのですが、どちらもクリエイティブです。
無理なこじつけのようではありますが、音楽もデザインもクリエイティブであることに違いはありません。
デザインだってエモーショナルな思いを目指すべきだと思います。
J.Boyを聴いて、ふと上記のようなことを考えてみました。
浜田省吾、偉大です。他にも素晴らしい作品が沢山あります。
デザインもいいけど、音楽っていいなあと思ったのでした。