外出の際にはカメラを持ち歩く派なのです。
写真は楽しい。そして奥が深い。撮影の知識が増えれば表現できることも増えます。
たとえば、このシーサーの写真ですが、手前のシーサーの左目にだけピントがあっていますよね。
でそれ以外はボヤケて見えます。
これには「被写界深度」に理由があります。
被写界深度 (ひしゃかいしんど)とは、写真の焦点が合っているように見える被写体側の距離の範囲のこと。 写真用レンズにおいては、ある一つの設定で厳密な意味でピントが合っている場所は、一つの平面上にしかないが、一定の許容量を認めることでその前後にも十分にはっきりと像を結んでいるといえる範囲がある。 wikipedia
被写界深度が浅い=ピントが合う前後の範囲が狭い。
被写界深度が深い=ピントが合う前後の範囲が広い。
ということで、シーサーの写真は左目にしかピントが合っていないので、「被写界深度が浅い写真」ということになります。
被写界深度が浅い写真はグラビア写真などで背景をぼかすような表現でよく利用されていますね。
一方、被写界深度が深い(これをパンフォーカスと呼びます)写真は風景写真や建築写真などが代表的ですね。
被写界深度を浅くしたい・・・深くしたい・・・という状態は意図的に作り出すことができます。
では、被写界深度のコントロールはどうやるのか?
・・・長くなるので、この話はまた別の機会にしますが、そもそも露出の話が先だった!と今頃思いました。
ここで言いたいことは、「ピントとボケは被写界深度でコントロールできるよ」ということです。
こんな話を聞いてみると、ちょっと写真に興味を持ったりしませんか?
その他、露出の話も少し書いています。ご興味がありましたらぜひ。